おまとめローンとは?利用することによるメリットデメリット

おまとめローンとは?

おまとめローンというのは複数ある借入を一つにまとめて返済して行くことのできるローンのことで、もともとは東京スター銀行などがほかの銀行との差別化をはかるために提供を始めたローン商品でした。

 

現在ではおまとめローンとして明確に商品を打ち出しているところは東京スター銀行以外の銀行では見当たらないようですが、おまとめローンが広く認知されるようになり、ローン商品としてのおまとめローンだけでなく、複数の借入を一つにまとめること自体を「おまとめローン」「おまとめ一本化」などと呼ぶようになりました。

 

そのため、現在ではおまとめローンを意味するものとして、

 

「おまとめローン」と商品名がついているもの
一般的なカードローンをおまとめ目的で使用するもの

 

この二つが存在しています。
ネット検索をして出てくる銀行のおまとめ一本化をうたったものは、ほぼ後者のカードローンをおまとめ目的で使用したものです。

 

なぜカードローンでおまとめができるのか?
それは、カードローンというローンが、資金使途自由で事業性資金以外であれば何にでも使ってよいローンだからです。

 

通常のカードローンであっても、新規で借入をしてその借りたお金で今ある複数の借入を返済すれば、債務の一本化ができるというわけです。
参照元・・・おまとめローン入門書@おすすめ銀行カードローン3社徹底比較

 

おまとめローンのメリットは3つ

おまとめローンを利用することにはいくつかのメリットがあります。

 

  1. 今よりも低金利なローンに借り換えをすることで利息が減り、支払い総額の減額が期待できる
  2. 毎月の返済負担を減らすことができる
  3. 月に複数回あった返済日が一つにまとまることで経済的だけでなく精神的にも負担が減る

 

おまとめローンを利用する方の場合、金利の高い消費者金融で複数社から小額ずつお金を借りている方が多いです。
しかし、小額ずつ借りるということは、適用される金利はカードローンの上限金利で借りているケースがほとんどとなります。

 

しかし金利は、高額な借入になればなるほど適用金利が低くなります。
そのため、小額ずつで借りているよりもまとまって1社から借りた方が適用金利が低くなる可能性が高いのです。

 

例えば4社からそれぞれ30万円ずつ借りている場合、それを一本化できれば120万円です。
30万円ですと上限金利の適用の可能性が高いですが、それが100万円を超えるような借入でさらに低金利なローンで借りられれば、かなりの効果が期待できます。

 

4社からそれぞれ金利18%で30万円ずつ借りた場合、1ヶ月(30日間)でかかる利息は

 

30万円×18%÷365日×30日間=4,438円×4社=17,752円

となります。

 

もしおまとめで金利12%の1社にまとめることができた場合、1ヶ月(30日間)でかかる利息は

 

120万円×12%÷365日×30日間=11,835円

となり、利息額だけで5,917円も差があることがわかります。

 

もちろん返済方式などによっても違ってはきますが、借入額や借入期間が大きくなればそれだけ利息の差も大きくなっていきますし、また金利もおまとめするローンによってはもっと下がる可能性もあります。
最終的な支払い利息が減れば、その分毎月の返済負担額も少なくなります。

 

おまとめローンとはこのように返済負担を減らすことが出来る非常に有効なローンなのです。

 

おまとめローンにデメリットはある?

では、おまとめローンを利用することでデメリットはあるのでしょうか。
今よりも金利の低いローンでまとめることができれば、利息は減るし、毎月の返済日も一つになるし、何もデメリットはないと思われるかもしれません。

 

しかし、月の返済額をより減らすために返済期間が長くなりますと、おまとめ前よりも総支払額としては増えてしまうケースもあります。

 

例えば30万円を金利18%、36回の返済回数で計算し、月の最低返済額が10,845円だったとします。
これが4社ですから10,845円×4社=43,380円が月の返済額です。

 

これを金利12%の銀行カードローンでおまとめした場合、同じ返済回数ですと毎月の返済額が39,857円になります。
金利は6%とけっこう違いますが、月の利息額にすると3,000円程度とそう大きく減らないことがわかります。

 

ではこの金利差で利息の累計支払い額はどのくらい違ってくるのでしょうか。

 

金利18%の場合、累計で支払う利息は90,431円×4社=361,724円です。

一方、金利12%の場合には累計で支払う利息は234,839円です。

 

返済回数が同じですと、やはり金利が低いほうが実に12万円以上も最終的にオトクなことがわかります。

 

しかし月の返済負担をもっと減らしたい!という場合、返済期間を長くすることで月々の支払額を減らすことができます。
例えば36回の返済回数を60回にしておまとめした場合、月々の返済額は26,693円となります。

 

もともとの43,380円と比べると、16,000円以上も月々の負担が減ることがわかります。
しかし、この返済期間にした場合の利息の累計支払額はなんと401,565円です。

 

つまり、金利が6%下がって一本化したにも関わらず、返済期間を延ばしたことでおまとめ前よりも4万円近くも支払利息が増えてしまっているのです。

 

ただし、おまとめローンは月々の返済負担が大きくて厳しい状況の方にとっての救済手段です。
例え最終的に支払う額が増えてしまうことがあるとしても、支払いが滞るよりは確実にまとめたほうがメリットがあります

 

また、負担の少ない返済プランにしておいて、余裕のある月には多めに返済していくなどすればこのデメリットはリカバリーも可能です。
大切なのは、おまとめローンにこうしたデメリットがあるということを知り、どういう支払い方をしていけば損をしないか、損をしたとしてもそれはどの程度なのか、リカバリーしたことでどのくらい損が解消されたのか、返済計画をしっかりたて、見直しながら利用して行くことです

 

おまとめローンを利用するにあたっての注意点

ローン会社にとって、利息は収入です。
なるべく高額のお金を借りてたくさん利息を支払って欲しいわけですが、おまとめローンはその点、ローン会社にとって、他社での今後の利息収入を奪って自社のものにできるというメリットがあります。

 

しかし反面、おまとめローンを利用する方というのは、複数借入がある方、つまりは多重債務者です。
多重債務者には破産者予備軍も少なくない割合で含まれており、お金を貸す側としてもリスクが高いローンなのです。

 

つまり、貸す側にとってはハイリスク・ハイリターンというわけですね。
そのため、審査はどうしても厳しいものになります

 

以上のようなことから、おまとめローンを選ぶにあたっていくつかの注意点が挙げられます。

 

  • 今よりもなるべく金利の低いローンを選ぶ
  • 一本化が可能な額の借入が出来るローンを選ぶ
  • 審査が通るローンを選ぶ

 

今よりも金利が低いローンを選ぶというのはおまとめするにあたって最重要要件とも言えますが、一本化が可能な高額融資可能なローンを選ぶことも必要です。
消費者金融のカードローンでは金利も高いですし新規で借りられる額は多くても50万円程度です。

 

消費者金融にはおまとめローンもありますが、銀行のローンと比べると金利が高くなります。
また、おまとめローンといえば東京スター銀行のおまとめローンは金利も低くまたおまとめ専用のローンで魅力的ではありますが、審査が厳しいというクチコミが多いので注意が必要です。

 

ではどんなローンを選べばよいのか?
おすすめなのは銀行カードローンです。

 

銀行カードローンは審査が厳しい傾向がありますが、なかにはおまとめや借り換えが可能と積極的にアピールしているところもあります。
なんといっても低金利ですし、総量規制も対象外ですから高額融資も可能です。

 

まずはしっかりとした返済プランをたて、おまとめ一本化へのぞみましょう。